動物園って思ったより、動物を近くで見れなかったり、迫力のある写真を撮りたくても小さくてに撮れなかったりしますよね。
子供の運動会では、遠くて自分の子がどこにいるか分からないような写真ばかり…。
僕は元々このレンズ『SIGMA150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary』は野鳥を撮るために購入したのですが、タイトルの通り動物園と運動会でも大活躍しました!
この記事では、レンズの紹介と作例を交えながら、一日中動物園で使ってみた感想を紹介します。
- 『SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary』ってどんなレンズ?
- このレンズがおすすめの人
- このレンズを使った作例(動物園と運動会)
- 同じ焦点距離の『Sports』との比較
『SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary』の仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
レンズ構成枚数 | 14群20枚 |
画角 (35mm判) | 16.4° – 4.1° |
絞り羽根枚数 | 9枚 (円形絞り) |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 280cm |
最大撮影倍率 | 1:4.9 |
フィルターサイズ | φ95mm |
最大径 × 長さ | φ105mm × 260.1mm |
質量 | 1,930g(ラバー装着時:1,830g) |
このレンズを選んだ理由
遠くの被写体をクリアで迫力のある写真を撮りたい
僕の手持ちレンズでは、200mmが一番望遠のレンズでした。野鳥撮影に興味を持ち始めてからはとりあえず200mmで撮影に出かけていましたが、届かなくて悔しい思いを何度かしました…。
遠くの被写体を大きく切り取りたい場面は、野鳥の他にも風景や動物園、子供の運動会など、使える場面が意外とあるんですよね。
価格が比較的安い
600mmの超望遠ともなると、やはり気になるのが値段ですよね。
各メーカーの最高峰のレンズになると100万円以上します。
しかし、SIGMAのようなサードパーティの場合、純正に比べてかなり値段を抑えられます!
新品の価格が約11万円、中古であれば8万円台〜と、純正に比べればかなりお手頃ではないでしょうか?
150mmから600mmという焦点距離
600mm単焦点!とかだと、かなり使い道が限定されますが、最小焦点距離が150mmですので結構色々な場面に適用できます。
動物園では、近い動物も遠い動物もこの一本で対応可能です!
先日、運動会でも使ったのですが、リレーのスタート位置からゴールまで画角に入れることが出来ました。
被写体とカメラの位置を固定して、実際に150mmから600mmまででどのように画角が変化するか見てみました。
子供とカメラの距離は20mくらい離れていますので、150mmではポツンとしていて拡大しないと表情まで分かりませんが、600mmでははっきり確認出来ますよね。また、望遠レンズなので背景がボケて主役が引き立ちます!
こんな人におすすめ!
- 野生動物や鳥の撮影に興味のある人
- スポーツ撮影を行いたい人
- 風景写真や建物の撮影に挑戦したい人
- 200mmまでしか持っていない人
作例
動物園編
運動会編
使ってみて分かったメリット・デメリット
レンズやその他に必要な物選びから分かったことや、動物園と運動会でそれぞれ使い込んでみて、気づいたことを紹介します。
当然ながらデメリットはありますが、それよりもメリットの方が大きいと感じました。
600mmという焦点距離によって、今まで届かなかったところまで届くことが何より素晴らしいです。
メリット
- 手ぶれ補正がついているので手持ちでも十分撮影可能
- 150mmから600mmなのでカバーできる範囲が広い
- コスパが良い
- SIGMAらしいクリアでシャープな画質
デメリット
- 他の焦点距離のレンズに比べて重い
- レンズ径が大きいのでプロテクターの値段が高い
- 三脚座がアルカスイス互換ではない
- 運動会では少し恥ずかしい笑(しかも迷彩)
同時に購入したい物
僕が同時に買ったものや、後から買い足したものを紹介します。
- プロテクター
レンズの表面を保護するプロテクターです。外での撮影が主な使い道なので何かのトラブルで傷がつかないようにぜひ同時に購入しましょう。
- アルカスイス互換用の台座
僕も愛用しているARTCISEこの雲台に付属のクイックシューが縦も横もピッタリでした!
雲台がそもそもアルカスイスじゃないよ。って方はぜひどうぞ。結構悩んで買ったので満足してます。
- レンズストラップ
アルカスイス互換のクイックシューを取り付けていれば、ストラップを固定できます。
中でもLeofotoのワンタッチストラップは使いやすいです。
- 迷彩カバー
野鳥を撮る目的から入ったからかもしれませんが、迷彩のカバーを付けるとかなりカッコよくなります笑
傷が付いたり、ぶつけたりしてもレンズを守ってくれるので、保護する意味でもおすすめです!
同じ焦点距離のSportsとの比較
僕が購入したContemporaryと比べて、Sportsはよりプロフェッショナルユーザー向けで、堅牢性が特徴です。
金属製のボディと耐久性のある素材を使用しており、風景撮影など、厳しい環境下での使用にも耐える設計となっています。
一方で、Sigma 150-600 Contemporaryは、より軽量かつコンパクトなデザインが採用されており、機動性や持ち運び性を重視しています。
価格.comのレビューや口コミを見てみると、一般のユーザーはこちらを選択される方が多いように感じました。
主な理由は、下記の3点です。
- 軽いので手持ち撮影が楽
- 価格的に購入しやすい
- 画質も気にならないレベル
どちらかを選ぶ際に、仕様的に気になるポイントを比較しました。
項目 | Contemporary | Sports |
---|---|---|
堅牢性 | 普通の環境であれば問題なし | ・防塵防滴のゴムパッキンが可動部に使われている ・レンズフードが金属製 | 過酷な環境下でも対応可能
AF性能 | USB DOCK で調整可能 | USB DOCK で調整可能 |
質量 | 1,930g | 2,860g |
値段 | 110,699円(※価格.com) | 199,980円(※価格.com) |
特徴① 直進ズーム | ||
特徴② 画質 | 600mmでやや劣る | 全域で妥協なし |
この二つのレンズを比較して分かったことは、600mmではContemporaryが若干画質が劣りますが、通常の環境下での使用に限っては重さや価格も加味し、Contemporaryの方がメリットがありますね。
ただし、防塵防滴が必要な過酷な環境下での使用で、画質に一切妥協しないような方はSportsを選ぶと良いでしょう。
まとめ
この記事ではシグマの『150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary』を動物園撮影のフォーカスして紹介しました。
このレンズは、他の超望遠レンズの中では軽い部類に入りますが、それでも流石に軽いとは言えませんね。
でも、このレンズを使うことで、遠くの被写体をクリアで迫力のある写真にすることができます。
先日、子供の運動会でも大活躍しました!
その重さを忘れてしまうほど、撮影の魅力に夢中になることでしょう!
重さに少し慣れる必要はありますが、その代わりに手に入る写真の可能性は大きいです。
新しい撮影の体験を追求したい方には、おすすめの一本です。
コメント