FUJIFILM X10 レビュー|12年前のズームできるおしゃれコンパクトカメラ。フジフィルム

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みなさんFUJIFILM X10 というカメラをご存知でしょうか?

写真を撮りに行くぞ!という時はフルサイズの一眼レフ EOS 6D markⅡを持っていきますが、さすがに普段から持ち歩くこともできないですよね…

気になった瞬間や、ちょっとした日常も綺麗に残せたら…

いろいろと調べていく中で、FUJIFILM X10というコンパクトカメラに出会いました。

フジフィルムらしいレトロな見た目で『小さい・28-112ズームレンズ・フィルムシミュレーション搭載』と、三拍子揃ったカメラ。

欲しかったカメラの条件にドンピシャハマり、ヤフオクで良さげな中古を探して即購入

趣味おじさんYuta

12年前のカメラとは思えないくらい素敵な画が撮れ、首から下げていても肩が凝らず持ち歩ける上質で高性能な一台。

特にモノクロで出てくる画は、どこか優しい雰囲気でありながらコントラストが効いています。色の情報がないことによって被写体の形や質感、光と影に視線が誘導され、なぜかアートのような惹きつけられる写真の仕上がります。

この記事では、FUJIFILM X10の作例と共にどんなカメラなのかを紹介します。

\現在新品で購入できる後継モデル/

目次

主なスペック

まずは主なスペックを紹介します。

出てくる画は2/3型というセンサーサイズからは考えられないほど精細です。搭載するフジノンレンズは35mm換算で28mm〜112mm・開放F値2.0〜2.8となっており、標準から中望遠までをカバーする使いやすいズームレンズです。

スクロールできます
項目スペック
有効画素数1200万画素
撮像素子2/3型 EXR CMOS 原色フィルター採用
記録メディア内蔵メモリー(約26MB) SDメモリカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
レンズフジノン光学式4倍ズームレンズ
焦点距離35mmフィルム換算:28mm~112mm相当
開放F値F2.0(広角)~F2.8(望遠)
レンズ構成9群11枚 (非球面レンズ3枚、EDレンズ2枚)
デジタルズーム超解像ズーム最大2倍 (光学4倍ズームと併用して最大約8倍)
絞り広角:F2.0~F11 望遠:F2.8~F11 1/3EVステップ(7枚羽根)
撮影可能範囲レンズの先端から 標準
[広角]約50cm~∞
[望遠]約80cm~∞ マクロ
[広角]約10cm~3.0m
[望遠]約50cm~3.0m スーパーマクロ
[広角端] 約1cm~1.0m
ISO感度100~12800 
ブレ補正光学式 (レンズシフト方式)
液晶モニター2.8型TFTカラー液晶モニター 約46万ドット(視野率約100%)
動画1920×1080ピクセル/1280×720ピクセル/640×480ピクセル 30フレーム/秒
電源充電式バッテリー NP-50
寸法(幅)117mm×(高さ) 69.6mm×(奥行き) 56.8mm 
(奥行はレンズ含む、ファインダー突部含まず)
質量約350g (付属バッテリー、メモリーカード含む)
標準撮影枚数約270枚 (LCD表示ON AUTOモード時)
引用:フジフィルム公式 https://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0559.html

FUJIFILM X10の良いところ

見た目がおしゃれ

正面から見るとロゴも何もなく完全なるブラック。シンプルでフジフィルムらしい外観です。

撮影モード設定と露出設定が物理ダイヤルで設定できます。
シャッターボタンはネジが設定されているので、お好みで装飾できます。

純正のレンズキャップが付属します。これ、おしゃれなんですが結構落ちやすいんですよね…

電源を入れる動作が楽しい

このカメラには電源ボタンが無いです。
起動方法はレンズをカチッと回すだけ。この『カチッ』がなんとも気持ち良いのです。

光学ファインダーを使うことで撮影体験の満足度が高い

『ファインダーから景色を覗いてシャッターを押す』という一連の動作が、撮影体験を得るという意味ではかなり重要と感じていて、そのためにファインダーの存在は必要な機能だと思っています。
背面モニターを見ながら撮るよりも写真を撮っている感があって楽しいですよね。

もちろん背面モニターを見ながら撮影も可能です。

バリアングルやチルト、タッチシャッターなど今のカメラには当然のように付いている機能はありませんが、スナップ程度なら特に問題は無いでしょう。

モノクロの良さを実感できる

このカメラを手にするまでモノクロはあまり撮ってきませんでしたが、なんかいいですよね。

色が無くなることでどこか寂しい雰囲気にも感じます。

濃いところに目が行った後に薄い部分に目線が移り、一枚の写真を見る時間が長くなる気がします。

冒頭にも書きましたが、フジフィルムのフィルムシミュレーションはどこか優しい雰囲気でありながらコントラストが効いています。色の情報がないことによって被写体の形や質感、光と影に視線が誘導され、なぜかアートのような惹きつけられる写真の仕上がります。

RAWファイルを残しておけばボディ内現像で他のフィルムシミュレーションも当てられるので、カラーで撮っておいた写真を後からモノクロに変えてみるのも面白いですよね。

個人的には『モノクロ+Gフィルター』が好きです。

FUJIFILM X10のダメなところ

ポケットに入れるには少し無理がある

いくらコンパクトとはいえ、ポケットに入れるには少し大きすぎます。
レンズを収納状態にしてキャップを付けた状態で約60mm。

\ちゃんとポケットに入るカメラ『GRⅢx』はこちら/

サムレストなしではホールド性が悪い

親指の部分にゴムが設置されていますが、本体の重さに対してこの位置だと私の手では安定しませんでした。

Amazonで1500円で手に入るサムレストがあると格段に片手撮影が快適になります。

しかし、電源を入れる時に両手が必要ですし、焦点距離を変えるために左手でズームリングを動かします。結局撮影自体は両手で行うことが多いのであまり問題ではないかもしれませんね。

Wi-FiやBluetooth機能が無い

12年前の2011年発売なので、Wi-FiやBluetooth機能が無いです。
スマホに転送してSNSにアップする方法は下記の3通りです。

  1. 他のWi-Fi機能付きカメラ(私の場合はGRⅢx)にSDカードを差し替えて転送
  2. Wi-Fi機能付きSDカードを使う
  3. 家に帰るまでお預け

Wi-Fi付きのSDカードの存在自体もこのカメラを手にして初めて知りました。
このカメラのように古くて通信機能が無い時によく使われているようです。
便利な反面、バッテリーの減りが早くなるというデメリットがありますので、予備のバッテリーを持つなど対策が必要ですね。

私はGRⅢxに入れ替えてSD内の画像を転送しています。

作例

まとめ

FUJIFILM X10について、実際に手に入れてみた感想を紹介しました。

数年前は中古でかなり安く手に入ったのですが、ここ最近は若干値段が上がってきています。

新品での販売はもう行っていないので、中古で良い状態に出会えたらぜひ手に取ってみてください。

ほとんど中身は同じな後継モデル『X-20』なら新品でも手に入りますので、どうしても新品が良い方はこちらをご検討してみてはいかがでしょうか。

コンパクトなカメラを探しているのであればRICOHの『GRⅢ・GRⅢx』もおすすめです。

結局私の普段から常に持ち歩くカメラ担当は『GRⅢx』となっています。

\私の普段から常に持ち歩くカメラ担当『GRⅢx』はこちら/

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