アンテロープキャニオンは、アメリカ・アリゾナ州に位置するアメリカを代表する観光スポットの一つです。
砂岩が長い年月をかけて風と水に浸食されてできた独特な地形と、その中に差し込む光が作り出す幻想的な色彩が特徴です。特に、夏の正午頃に見られる「ザ・ビーム」と呼ばれる光の柱は非常に人気があります。
世界的にも人気な場所に行くのであれば、どうせならキレイな写真を撮りたいですよね。
アンテロープキャニオンはアッパー、ロア、Xの3つに分かれていますが、今回は7歳と5歳の子供と一緒にロアに行ってきました。
急な階段やハシゴ、狭い通路などアドベンチャー感がすごかったです!
実際に行ってみて感じた、キレイな写真を撮るための設定やツアー中の周り方をご紹介します。
結論:明暗差が大きく、いろいろな設定を試す時間も無いので難易度高め
記念写真はスマホを渡してガイドさんにお任せでOK笑
アンテロープキャニオンの基本情報
アッパー、ロア、キャニオンXの3つに分かれており、それぞれが異なる魅力を持っています。
家族で行く場合は、子供の年齢が場所選びに大きく関係します。私はロアしか行っていませんが、5歳の男の子でギリギリだと思いました。大人が一人で降りるのも怖いくらいのハシゴなので、赤ちゃんをおんぶしながらとかは怖いですね…
小さい子供がいる場合はアッパーをおすすめします。
項目 | アッパー | ロア | X |
---|---|---|---|
難易度 | かんたん | 急な | ハシゴ有り10分くらい歩く |
料金 | $100 | $55 | $45 |
混雑具合 | 多い | 普通 | 少なめ |
写真映え |
アッパーアンテロープキャニオン (Upper Antelope Canyon)
- 位置とアクセス
- 地面に近く、平坦な入口から簡単にアクセス可能
- 短い距離を歩くため、体力に自信がない方や小さいお子さんにもおすすめ
- 特徴
- 「ザ・クラッケン」とも呼ばれ、高い天井と広いスペースが特徴
- 特に有名なのは、夏の正午頃に差し込む光の柱『ザ・ビーム』
- ツアーの混雑度
- 非常に人気が高く、特にピークシーズンには混雑する
ロウアーアンテロープキャニオン (Lower Antelope Canyon)
- 位置とアクセス
- 地面よりも低い位置にあり、狭い階段や急なハシゴがある
- 狭い通路が多いため、少々体力と機動性が必要。子供と行くなら5歳以上がおすすめ。
- 特徴
- より狭く、複雑な地形が特徴で、訪れる人々により冒険的な体験ができる
- 光のビームは少ないものの、壁の色が鮮やかで、光と影のコントラストが美しい写真を撮るのに適している
- ツアーの混雑度
- アッパーほど混雑していませんが、それでもピークシーズンには数ヶ月前に予約が必要
- ツアーの予約は比較的取りやすく、価格もアッパーに比べて少し安い
キャニオンX (Canyon X)
- 位置とアクセス
- アンテロープキャニオンと同じエリアに位置し、アクセスは比較的容易
- アッパーやロウアーほど有名ではないため、混雑が少ない
- 特徴
- キャニオンXは、X字型の独特な地形が特徴
- 壁が深いため、特に光と影のパターンが魅力的
- 他のキャニオンよりも静かでプライベートな体験ができるため、観光客にとって穴場的な存在
- フォトツアーがある
- ツアーの混雑度
- 比較的混雑が少なく、静かに楽しめる場所
- 観光客の少なさから、ゆっくりと写真を撮ることができる
アンテロープキャニオンへの行き方
ナバホ族の自治区内なので、必ずツアーに申し込んでガイドの人と一緒に行かなければなりません。
私はKen’s Tourで午後2時に予約をしました。
服装
涼しい格好がいいですが、一応ドレスコードがあり、下着のような露出が高すぎる服装とサンダルはダメと書いてありました。
砂が細かく、道も平らではないのでスニーカーや運動靴をおすすめします。
翻訳すると、
ドレスコード:つま先の閉じた靴をお勧めします。ハシゴや地形の関係上、スカートやワンピースはご遠慮ください。ノーシャツ、ノーシューズ、ノーサービス。下着(ブラジャー、スポーツブラなど)や水着(ビキニトップなど)を着用されている場合、ツアーにはご参加いただけません。ご家族連れのお客様もいらっしゃいますので、節度ある服装をお願いいたします。
要は普通の服装で来てくださいということですね!
持ち物
リュックの持ち込みが出来ないので、水筒とカメラだけ持って行きます。
両手が空くようにストラップなどで肩に掛けれるようにしましょう!
持っていけないもの
フォトツアーであれば三脚の持ち込みは可能ですが、一般のツアーは禁止されています。
また、GoProのようなアクションカメラの持ち込みと、スマホも含めて動画の撮影は禁止です。
カメラの設定(一眼レフ・ミラーレス)
アンテロープキャニオンは谷の隙間なので、昼間でも基本的には日陰です。
でも、隙間から見える空や光りが当たっている場所はかなり明るいので明暗差が激しい。
日陰で露出を決めると白飛びし、明るい部分で露出を決めると日陰が黒潰れします。
ノイズを減らすためにISOを最低の100に固定してしまうとシャッタースピードが遅くなり、ブレる。
シャッタースピードを早くするためにF値を小さくすると、ボケる、白飛びする。
明暗差が激しいと手持ちでは限界がありますよね…
本来であれば三脚を立てて、適正な設定で撮りたいところですが一般のツアーでは禁止されているので不可能です。
そんな環境で私の設定はこんな感じ
- レンズ:24-70mm F2.8 20mmの単焦点と悩みましたが標準ズームにして良かった。広角はスマホで代用!
- 撮影モード:AV 絞り優先
- ISO:オート 上限を3200くらいに設定しとけば良かったと後悔。
- シャッタースピード:オート
- 絞り(F値):8〜11 構図全体でピントが合うように
- 露出補正:−1 明るい空や光りが当たってる部分が白飛びしないように
- ホワイトバランス(RAW現像無し):曇り 6000K ガイドの人の推奨設定
- ホワイトバランス(RAW現像有り):オート ホワイト優先
カメラの設定(スマホ)
iPhone14を使っていますが、特に何もしなくてもキレイに撮れます。(すごい)
カメラの0.5xを押して、超広角で撮った方が手前の風景も画角に入るのでダイナミックな写真になります。
ガイドの人がよくやってたテクニックは、縦パノラマ。
パノラマにして、スマホを横に持って、上を見上げて下に動かす方法なのですが、結構面白い写真が撮れます。
パノラマを縦に使うなんて発想ありませんでした笑
あと、LEDのペンライトをレンズに当ててからシャッターを切ってました。そうすることでホワイトバランスが変わって、オレンジの岩が強調されて映えます。
人が映り込まないように撮る方法
通常のツアーに参加すると、他の観光客もたくさんいるのでどうしても人が映り込んでしまいますよね。
そんな状況でも人が映らないように撮るコツは2つあります。
\人が映らないように撮るコツ/
私の家族はたまたま1番後ろを歩いていましたが、これがラッキーでした。
同じことがアッパーやXで通じるかわかりませんが、ロアは道がグネグネして幅が狭いので、グループから離れなくても人が見えなくなる瞬間が結構ありました。
後ろの別のグループが来る前なら、振り返れば誰もいないので取り放題です!
どうしても完璧な写真を撮りたい人は、観光客がいなくて三脚が持ち込みOKなフォトツアーに参加しましょう!
残念ながら私は時間が無くて参加できませんでしたが、一生に何回も来る場所じゃないのでお金をかける価値はあると思います。
RAW現像
基本的な作業は、色温度と明暗差の調整です。
- 色温度:4500〜5500くらい
- ハイライト:下げる
- シャドウ:上げる
色温度は賛否両論ありますよね…
ガイドさんの推奨は曇り設定(6000K)ですが、個人的にはちょっと明るすぎると感じました。
でも強調したいのはオレンジの壁をだったのでこんな仕上げにしてみました。
RAWデータもなかなか神秘的ですよね。
この写真は露出を-1.0の設定なので少し暗いですが、肉眼ではこんな感じで影の部分が少し青っぽく見えます。
コントラストが強いのでモノクロにしてもなかなか格好いいですよ!
現像ソフトは『Luminar Neo』を使っています。
Lightroomはサブスクで毎月お金がかかりますが、Luminarは買い切りということでこちらを選択。
ギャラリー
今回撮った写真はこちら
注意事項とマナー
みんなキレイな写真が撮りたくてつい自分勝手な行動を取ってしまいがちです。
そんな中でもガイドさんは少しでも思い出に残る写真が撮れるように全力でサポートしてくれます。
スマホで家族写真を取ってくれたり、カメラの設定を教えてくれたり、撮影スポットを教えてくれたり。
譲り合いと感謝の気持ちを忘れずに!
まとめ
世界的にも有名な観光スポット アンテロープキャニオンについて写真の撮り方をご紹介しました。
長い年月をかけて自然の力で出来た独特で幻想的な風景はここでしか見れません。
ツアー中は本当にシャッターが止まりませんでした。
写真を撮ることで記録にも残るし、何より旅の楽しみが増えますよね。
この記事が少しでもみなさんの参考になると嬉しいです。
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