「広角レンズが欲しいけど、純正は高いし重い…」そんなNikon Zユーザーに注目されているのが、Viltrox AF 20mm F2.8 Zです。
この記事では、実際に使用して分かったメリット・デメリットを正直にレビュー。作例や使い勝手を交えながら、純正レンズとの違いやおすすめポイントを徹底解説します。これから購入を検討している方の参考になれば幸いです。
Viltrox AF 20mm F2.8 Zの基本情報

中国のレンズメーカー Viltrox(ビルトロックス) は、ここ数年でNikon Zマウント用の交換レンズを積極的に展開しています。その中でも注目されているのが、AF対応の超軽量広角単焦点「Viltrox AF 20mm F2.8 Z」 です。
- 焦点距離:20mm(フルサイズ対応)
- 開放F値:F2.8
- 最短撮影距離:0.19m
- フィルター径:52mm
- 重量:わずか 173g
- サイズ:65mm × 59.5mm

20mmという広角でありながら、この軽さとコンパクトさは大きな魅力。旅行や登山で風景撮影に最適な1本です!
コスパの高さ
同じZマウントの純正広角レンズと比較すると、価格は1/4以下。
Zレンズ Sラインの描写性能とF1.8の差は大きいですが、「まずは広角を試してみたい」「純正に手が出しづらい」というユーザーにとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。
レンズモデル | 種類 | 価格(税込) |
---|---|---|
Viltrox AF 20mm F2.8 Z | 単焦点 | ¥29,700 |
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S | 単焦点 | ¥135,630 |
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S | ズーム | ¥165,955 |
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S | ズーム | ¥317,000 |
実際に使って感じたメリット
とにかく軽い!


重量が200g以下というのは驚異的。Zマウントの純正レンズは性能が高い分どうしても大きく重くなりがちですが、このViltrox 20mm F2.8はとても軽いので負担がほとんどありません。
カメラバッグに入れてもかさばらず、「常に持ち歩ける広角レンズ」 として旅のお供になりました。
広角20mmならではのダイナミックな画角


風景撮影では、広がりを感じる絵が撮れるのが魅力。標準ズームレンズの24mmよりもさらに広く、建築物や夜景などでも迫力のある構図を作りやすいです。
F2.8と明るいレンズなので、星景撮影用の入門用としても活躍できるポテンシャルを持っています。
AF性能の印象
安価なサードパーティ製レンズにありがちな「AFの不安定さ」はあまり感じられず、特に風景写真に関しては問題なく使えました。
気になったポイント・デメリット
周辺減光の有無
広角20mmという特性上、開放付近では周辺減光が見られます。撮影後にRAW現像で補正可能ですが、純正に比べると気になる人もいるかもしれません。風景写真であれば通常F8~11くらいまで絞れるのでそこまで気にならない結果となりました。




ビルドクオリティ


プラスチック主体の外装で、軽さの反面「耐久性」や「安っぽさ」という点ではやや物足りなさがあります。特に過酷な環境で風景写真を撮るユーザーにとっては耐久性の面では不安が残るかもしれません。
作例
風景撮影


広角ならではの開放感ある写真が撮影可能。建物や山岳風景ではパースを活かした迫力ある構図が作れます。


星景撮影


F2.8と明るすぎるわけではありませんが、広角20mmという焦点距離は星空の入門にぴったり。周辺減光を補正すれば十分使えるクオリティです。
どんな人におすすめか?
- 旅行や街歩きで「軽さ重視」の人
- 広角単焦点を手軽に試してみたい初心者
- コスパ重視で純正にこだわらない人
- サブレンズとして広角を持っておきたい人



逆に、「高い描写力や耐久性を最優先する」「プロの仕事用途で使う」方には、純正のZレンズをおすすめします!
まとめ|Viltrox AF 20mm F2.8 Zは買いか?
Viltrox AF 20mm F2.8 Zは、「軽さ」「価格」「広角の楽しさ」 の3点が大きな魅力のレンズです。
Nikon純正の広角レンズと比べると描写面で差はありますが、普段使い・旅行・星景の入門用としては十分な性能をだと思います。



「まずは気軽に広角を使ってみたい!」という人には間違いなくおすすめできる一本です!
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