レンズを調べていると、単焦点レンズという言葉を見かけると思います。
違いは何なの?初心者にはどっちがいいの?と疑問に思いますよね。

なんでわざわざズーム出来ないレンズを使うの?不便じゃない?
この記事ではこんな疑問を解決していきます。
- ズームレンズとは
- 単焦点レンズとは
- それぞれの使い分け方
- 最初の1個におすすめの単焦点レンズ
最初にカメラを買った時に付いてくるレンズは大体ズームレンズですので単焦点レンズは後から買い足す必要があります。わざわざ不便なものを買い足すだけのメリットが単焦点レンズにはあります!
この記事で違いと使い分け方を理解して、次に買うレンズを決めましょう!
ズームレンズとは


焦点距離を変えられるレンズのことです。レンズに〇〇-〇〇㎜と書いてあるのは、そのレンズの調整可能な範囲を示しています。このレンズは24㎜から105㎜まで焦点距離を変えることが出来ます。
良いところ
- 焦点距離が調整出来るため、立ち位置を変えずに画角を変えることが出来る
- 簡単の画角を変えれるので、シャッターチャンスを逃さない
- ある程度の範囲を1本のレンズで対応できるため、レンズ交換の頻度が減る=荷物が減る
悪いところ
- レンズの構造が大きくなり、重量が増える
- 内部のレンズの枚数が増えることによって、光のロスが発生し、暗くなってしまう
- F値が大きくなる傾向
- ”収差”といって、レンズ越しの景色と肉眼で見た景色に歪みや色ズレなどの差が生じる現象が大きい
単焦点レンズとは


焦点距離を変えることが出来ないので、常に同じ画角のレンズです。レンズに〇〇㎜と書いてあるのが、そのレンズの焦点距離を示しています。このレンズは焦点距離が30㎜のレンズになります。
良いところ
- レンズの構造がシンプルなので、明るくなる(F値が小さくできる)
- コンパクトで軽い
- 価格が安い
悪いところ
- 画角を調整したい時は、自分が動く必要がある
- もしくは、レンズ自体を交換する必要がある
なんといっても最大の利点はF値を1.4や1.8など、小さくできるところですね!F値が小さいと、綺麗なボケや、暗いところでシャッタースピードを早くできるメリットがあります。
ズームレンズでは、F2.8通しが一番明るいレンズ(大三元)ですが、かなり値段が高くなってしまいます…



F1.4や1.8の世界を低価格で手に入れられるのは魅力的ですね!
使い分け方


上記のメリットデメリットから分かるように、便利なのは完全にズームレンズです。
特に、運動会や発表会、結婚式などのあまり動き回れない環境でシャッターチャンスを逃すわけにはいかない場面では、画角を調整出来る間違いなくズームレンズ一択だと思います。
逆に単焦点は画角が固定なので、この画角でこういう写真を撮りたい!と分かっていたり、お散歩しながら見たままの景色をスナップ写真を撮る時など、撮り方をある程度決めた時に使うのがおすすめです。
長男が生まれた時に、シグマの30㎜ F1.4の単焦点を買いました。
赤ちゃんを綺麗に撮りたい!という目的で買いましたが、子供が大きくなるにつれて動き回るようになり、単焦点では追いつけなくなり、結果的に手放してしまいました笑



ある程度、ズームレンズでいろんな画角を試して、好きな画角を見つけてから、その焦点距離の単焦点レンズを買うことをおすすめします!
最初に買うべき単焦点レンズ
各社から私たちをレンズ交換の世界に引き込むための『撒き餌レンズ』と呼ばれる単焦点があります。
約3万円で大三元レンズを上回るF値のレンズが手に入ります。
Canon | Nikon | Sony |
EF 50mm F1.8 STM | AF-S 50mm F1.8 G | FE 50mm F1.8 |
Canon EFマウントユーザー
Nikon Fマウントユーザー
Sony Eマウントユーザー
まとめ
この記事では、ズームレンズと単焦点レンズの違いや、使い分け方を解説しました。
- ズームレンズと単焦点レンズの違い
- それぞれの使い分け
- 最初の1個におすすめの単焦点レンズ
画角が調整出来ない分、使い辛さはあるかもしれませんがなんと言っても開放で撮った時のボケが最高です!
この記事で紹介した撒き餌レンズの焦点距離50㎜は人の目と同じような画角のため使いやすく、とっても作品感の出る画角です。ヤフオクで探せば綺麗な中古が約15000円程度で手に入りますので、気になった方はぜひ試してみてください!
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