
縦で撮るか、横で撮るか毎回悩む…
そんな人のために、縦構図と横構図の特徴・使い分け方、撮影するときのコツについて簡単に解説したいと思います!
縦と横のどちらで撮影をするかによって、写真の印象や全体のバランスに大きく変わりますので、撮影する被写体や景色に最適なのはどちらなのかを判断して撮影ができるようになりましょう。
この記事はこんな人におすすめです。
- 毎回、縦で撮るか、横で撮るか悩む
- 縦で撮った時と、横で撮った時の見え方の違いを知りたい
- 撮影時のコツやポイントを知りたい
それではいってみましょー!
縦構図と横構図の特徴
まずは簡単にそれぞれの特徴を比較してみましょう!
- 縦構図
-
縦の長さを利用して、奥行き感を出すことができる構図
人や動物、一輪の花など、主役となる被写体が大きく構図の中にいるポートレートに最適 - 横構図
-
風景などの広大さを伝えたい時におすすめの構図
安定感や日常感のある自然な印象になる








縦構図の特徴
- 被写体を目立たせる
- ニューオリンズで撮った写真ですが。アメリカ版のスズメ?(ちょっとデカい)が真ん中で目立ってますね!
- 縦の広がりを利用して奥行きを出す
- 奥の青空まで綺麗に抜けていて奥行きが出てます。
- 情報量を少なくできる
- 街中は特に余計なものをどうやって入れないかです。そんなときは縦にすると被写体を減らせます。






横構図の特徴
- 広大さが表現できる
- 横構図+広角で撮ることで山や湖の広大さが伝わってきますね!
- 安定感のある写真に仕上がる
- 人の目と同じ横長の画角のため、違和感の無い仕上がりになります
- 情報量が多くできる
- 縦構図とは反対に、写真に入り込む物が多くなります。集合写真とかは良い例ですね。




撮影時のコツ
写真は引き算とよく言われます。
撮りたい主役以外にもいろんなものが写っていると、何が主役の写真なのかわかりにくくなり、全体的にまとまりのない写真になってしまいます。特に横構図は横の広がりが広いので、余計なものが写りがちです。(例えば、フェンス、工事現場のカラーコーン、停車中の車やトラック、他人など)
そんな時は縦構図で主題に絞って撮影すると良いでしょう。基本的に、主題と主題を引き立てる副題を意識するとまとまりがある写真に仕上がります。


横構図
左側に停車中の車が入ってしまってます。
撮っているときは主題に集中してしまって周りに余計なものが入ってることに気づかないことが多いです…


縦構図
後から切り取って縦にしました。
左側にあった車が消えてスッキリしましたね。
下のリスの写真のように、望遠レンズを使って被写体だけを写すくらいの気持ちでシンプルに写してみてください。縦構図の場合、前ボケや後ろボケで奥行きを出すこともおすすめです。主役が目立つことでごちゃごちゃした写真になりにくいのでおすすめです。


まとめ
いかがでしたでしょうか?
私の場合、ずーっと横構図ばかりでパッとしなかったのですが、縦構図にして前ボケ後ろボケ、主題副題を探すような癖がつき前よりも自分の写したかった主題がはっきり写せるようになった気がします。



今でも悩む時がありますが、そんなときは縦と横どっちも撮って比較してみてください!



フィルムと違って何回も取り直しできるのはデジタルカメラのいいところだよね。
それでは!


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