純正のストラップはボディの名前が刺繍されていてカッコいいのですが、長さの調整が面倒だし首から掛けてると痛くなりませんか?
かといって肩に斜め掛けにすると、持ち運びは楽なのですが、撮る時には短すぎますよね…
長さの調整がすぐに出来ればいいのですが、しっかりしている反面やりにくいと感じていました。
そんな悩みから、取り外し可能なワンタッチストラップを探し始めましたが、いっぱい種類があってどれがいいか悩みました。
数ある候補の中から肩掛けが出来る&取り外しが簡単という観点で、結果的に選んだ Leofoto(レオフォト)の『SP-01 ワンタッチストラップ』について、実際に使用した上でレビューをします。
結論:頻繁にシャッターを切ったり、星空や風景撮影で三脚に乗せる機会が多い方におすすめ!
Leofoto レオフォト 『SP-01 ワンタッチストラップ』の概要
Leofoto レオフォト について
Leofoto (レオフォト)と聞くと三脚をイメージする人が多いのではないでしょうか。
Leofoto (レオフォト)とは、2014年に設立された中国のメーカーで、比較的安い価格の割に質のカーボン製の良い三脚が人気です。
僕も最近「LS-365C」を購入しました。
基本情報
今回の紹介するワンタッチストラップは、Leofotoから2020年に発売された製品で、専用のアタッチメントを使うことで取り外しが簡単に出来るストラップです。
基本的な仕様は下記の通りです。
項目 | 仕様 |
---|---|
ストラップ幅 | 31mm |
ストラップ厚さ | 2.5mm |
長さ調整代 | 110~178cm |
重量 | 275g |
ストラップ素材 | ストラップ:ナイロン 接続部:ステンレス、アルミ合金 |
ワンタッチ取付対応製品 | NP-65、SF-01、SF-02、SF-03、DC-22Q |
販売価格 | 7000円(7/12/2023時点 Amazon.jp) |
ロックする部分です。このガジェット感がたまらないですね。
中に小さなボールが入っていて、このボールが相手側の溝にハマることで固定される仕組みです。
通常は金具の黒い部分がボタンの上をカバーして、間違ってボタンを押して落下するのを防ぐデザインなところもよく考えられていますね。
使い方
最初の設定さえ出来てしまえばその後は本当にワンタッチで簡単です!
基本的な操作は、ボタンを押して付けたり外したりするだけですが全体の流れは下記をご覧ください。
取り付け時
調整用の金具がある方が胸側になるようにすると、掛けたまま長さの調整が出来るので良いと思います。
その場合、左肩用と右肩用は下の写真のようにストラップの金具同士を接続します。
金具を持って引くことで、長さは110~178cmの間で調整が可能です。
ちなみに僕は身長162cmで、最短の110cmで使っています。
カメラを外さなくても撮れるし、外した時にも邪魔にならない絶妙な長さです。
カメラを押さえて何度か引いて確実にロックしていることを確認してください!
取り外し時
その他の候補ストラップ
1.PeakDesign ピークデザイン スライド ブラック SL-BK-3
見た目のカッコ良さでLeofotoにしましたが、正直この「ピークデザイン」が一番悩みました。
たくさんの人が使っているだけあって、強度的にも機能的にも申し分ないです。
僕の使っている6D MarkⅡには32mm幅の「スライドライト」がちょうど良いと思いました。
メリット :すぐに長さの調整可能、アンカーリンクで取り外し可能、太さの種類が選べる
デメリット:強いていうなら取り外しが2箇所、値段が高い
種類 | スライド SL-BK-3 | スライドライト SLL-BK-3 | リーシュ L-BL-3 |
---|---|---|---|
太さ | 45mm | 32mm | 19mm |
用途 | 大型カメラ、レンズ | ミラーレスカメラや小型の一眼レフ | コンデジのような小さなカメラ |
2.Cobby 【アルミ合金】 アンカーリンクス + 純正ストラップ
ピークデザインのアンカーと互換性のある廉価版です。
コスパ的にはかなり魅力的ですが、強度的に心配なので見送りました。小さめのミラーレスと単焦点みたいな組み合わせだったら使えそうですね。
メリット :コスパが良い(7/11時点:Amazonで850円)
デメリット:重い機材だと強度的に心配
一緒に購入した部品(カメラとのアタッチメント)
DC-22Q
僕はCanon 6D MarkⅡをメインに使っていて、縦構図と横構図の切り替えのためにLブラケットを付けています。
なので、この『DC-22Q』を使ってストラップとカメラを接続しています。
僕はその時やっていた複数購入割引の関係で分けて購入しましたが、ストラップとDC-22Qがセットになったパッケージもありますので、どちらも購入される方はこちらをどうぞ。
NP-65
Lブラケットを使っていない方は、カメラの下面の三脚用ネジを使って接続出来る『NP-65』が必要です。
溝が掘ってありますので、アルカスイス互換の雲台に直接取り付け可能です。
僕のセッティング
こんな感じでLブラケットのカメラ横方向にアタッチメント『DC-22Q』をセットして右肩に掛けて使っています。
普段のお出かけにはもちろん、リュックを背負いながらハイキングにも行きましたが、かなり快適に機材を運ぶことが出来ました。少し前屈みになってもカメラが前に来ないので、子供と近所をサイクリングした時も邪魔になりませんでした。
求めていた下記の性能を満たす満足のいくストラップです!
・ワンタッチで取り外しがしやすい
・歩く時に邪魔にならない
・ハイキングや登山、サイクリングなど、アウトドアにも合う
メリット・デメリット・口コミ情報
メリットとデメリットに加え、他の方のレビューを踏まえて気をつけたいことを紹介します。
メリット
固定部のボタンを押しながらストラップを引くだけです。
体の横にカメラがあるのでいずれのシチュエーションも快適です。
→歩く、自転車に乗る、リュックを背負う
レンズの大きさによって本体に取り付けたり、レンズの三脚座に付けたりと、バランスの良い位置に調整が可能です。
三脚に乗せたときにカメラからストラップがぶら下がった状態にならないので、万が一引っかかって転倒するリスクを防げます。カメラ周辺がかなりスッキリして操作性も良くなりました。
実はこのストラップに変える前は何回かヒヤリとする場面があったんですよね…
デメリット
正直言って機能面では文句ないですが、強いて言うならこの一点くらいでしょうか。
ストラップが太くて、金具がしっかりしているので少し重いです。
改めて重量を測ってみましたが、純正のストラップと比べると+210gでした。
口コミ情報
AmazonのレビューやYouTubeで金具部分のネジが外れたと言う報告を見かけました。
このネジが外れると、落下して大切な機材を破損する恐れがあります。
しかも、ここまでバラバラになるとロック部分の小さなボールも外れるため、もし外で外れた場合は紛失してしまい、現状復帰できなくなるでしょう。
試しに僕のストラップを分解してみましたが、ネジロックがねじ山に塗布されていて結構硬かったです。しかし、ネジは過剰な負荷や想定外の外力が加わると緩みや破損の可能性がありますので、定期的に増し締めをするなどして点検が必要だと感じました。直径4.5mmのシャフトと3mmのネジの組み合わせなのでさすがに機材の重さだけで折れる事はないかと思います。
増し締めは下の写真のように、ネジの両側を2.5mmの六角レンチを2つ使って時計回りに締めればOKです。
使ってみた感想
旅行や近所の散歩、サイクリング、ハイキング、600mmの望遠を付けた野鳥撮影と、いろんな場面で使ってきました。
一番気にしていた取り外し性については、ボタンひとつ片手操作で取り外せるところがかなり使いやすくて気に入っています。
多少重いレンズを付けていても、ストラップの太さがちょうど良いので肩に食い込んで痛いとかはありませんでした。
もしもの時のために600mmで野鳥撮影をしている時はさすがに手で押さえながら歩いていましたが、通常の使い方においては強度的にも不安に感じることはありませんでした。
ストラップ自体が少し重いところがデメリットですが、それ以上に機材の方が重いのでそこまで気になりません。
壊れない限りしばらくはこのまま使って行こうと思います。
まとめ
今回はLeofoto(レオフォト)の『SP-01 ワンタッチストラップ』について、実際に使用したレビューをしました。
ストラップも色々な種類があって、沼にハマる可能性を秘めていますよね…
個人的には、おしゃれを優先するならレザーの細いストラップが好みです。
でも、おしゃれを優先してしまって万が一切れたり、破損したりして大事なカメラやレンズが壊れてしまっては元も子もないですよね。
ストラップはカメラを持ち運ぶときに体と繋がる唯一の命綱ですので、妥協せずに安心できる製品をおすすめします。また、口コミの部分でも書きましたが、どんなストラップでも最悪の事態を想定して定期的な点検も忘れずに行いましょう。
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